水戸のお菓子として有名な「水戸の梅」。餡を求肥で包み、蜜に漬け込んだ紫蘇の葉でくるんで梅の実をかたどった、風味の高いお菓子です。
水戸を代表するお菓子として水戸菓子工業組合が商標登録しており、限られたお店でしか販売することができません。
現在4店舗が取り扱っていますが、今回ご紹介するのは万延元年(1860年)創業の老舗「木村屋本店」の水戸の梅です。
木村屋本店の水戸の梅は、塩抜きした紫蘇の葉を、6日かけて蜜漬けにし、食べたときに口当たりがよいように、しその葉の芯を一枚一枚手作業で取り除いています。
このため口当たりがなめらかで、紫蘇の香りがさわやかな逸品に仕上がっています。とても手間暇がかかっているお菓子なんですね。
水戸の梅は小豆餡と白餡の2種類ありますが、木村屋本店では小豆のこし餡が使われています。また、表面に砂糖をまぶして粉雪がかかったようになっているのも特徴です。
木村屋本店の住所は、水戸市南町1丁目2-21。水戸駅から歩いて約7分、水戸中央郵便局の正面にあります。雰囲気のあるレトロなお店です。
(画像は、木村屋本店のホームページより)
▼外部リンク
木村屋本店のホームページ
http://www.ne.jp/