インパクトのあるネーミング「ぶすのこぶ」

地域のお菓子

銘菓「ぶすのこぶ」は、奇妙なネーミングとカニのパッケージが特徴的な岩手県久慈市の銘菓です。パッケージはカニがデザインしてありますが、カニは入っていません。小豆あんに洋風の生地をまぶし焼き上げたお菓子です。

ぶすのこぶを販売する沢菊は、昭和5年(1930年)創業、和菓子ベースの焼き菓子を中心にチーズケーキやラスクなどの洋菓子も販売する老舗菓子店になります。

「ぶすのこぶ」とは

昔からこの地域一帯のことを「ぶすのこぶ」と呼ぶそうです。これは、昔、昔、ブシと呼ばれるアイヌの一族とたくさんのカニがこの地域で仲良く暮らしていたことが由来しています。

「ぶす」は、アイヌの方言ブシがなまり、カニ達が好んで集まった場所を「こぶ」と呼んでいたことから、この地域を「ぶすのこぶ」と呼ばれるようになったそうです。銘菓「ぶすのこぶ」は、この地域の伝説から生まれた沢菊のオリジナル商品になります。

見た目からは想像できない美味しさ

ぶすのこぶの見た目は、ごつごつしたワイルドな表面で、できそこないの饅頭のように見えるかもしれません。いびつな形の仕上がりですが、中のあんこは上品な甘味で、あんこと外のバター生地のバランスは抜群です。

ぶすのこぶには、定番の「ぶすのこぶ粒餡」と、粒餡にしっとり香ばしい黒ごまを混ぜ合わせた「ぶすのこぶごまあずき」があります。

(画像は公式サイトより)


▼外部リンク

有限会社 沢菊の公式サイト
http://www.sawagiku.jp/