古くから和菓子文化が盛んな加賀藩の流れを汲む、富山県高岡市は、お隣の石川県同様、お茶菓子になじみ深い土地柄です。
そんな高岡の地で、創業170余年の老舗が、干菓子作りの技術を応用した新しいスイーツを発売しました。
「高岡ラムネ」は、本来、上質な和三盆で作られる「干菓子」を作る木型を使い、富山県産コシヒカリや国産原料を組み合わせて作った、ラムネ菓子です。
職人がひとつひとつ手で作った「和の形」は、重要有形文化財にも選ばれた、高岡御車山をかたどったものから、前田家の家紋である剣梅鉢や、吉祥柄、季節の花々など、多種多様にわたります。
高岡・国吉りんごを使用した「御車山(みくるまやま)」は、高岡の御車山鉾留(ほこどめ)の鳥兜や車輪、太鼓に鶏、釣り鐘、桐などを詰め合わせました。
国産しょうが味の「宝尽くし」は、隠れ蓑や米俵、宝珠、打ち出の小槌など、古来の吉祥文様を詰め合わせました。
国産柚子味の「貝尽くし」は、古来より貨幣として使われた人気の吉祥文様であるさまざまな貝殻を取り集めました。
国産いちご味の「花尽くし」は、日本の四季をいろどる、桜や紫陽花、朝顔、桔梗などを詰め合わせました。
また、富山県固有の品種である「稲積梅(いなずみうめ)」を使った「秋けしき」は、秋のもみじや松ぼっくり、まつたけ、菊、柿などをモチーフに仕上げた、8月末~11月の期間限定商品です。
賞味期限は60日で、各セットとも10個入り540円です(税込み)。
(画像はとこなつ本舗 大野屋のトップページより)
▼外部リンク
木型で作った高岡ラムネ - とこなつ本舗 大野屋 - 富山県高岡市の山町筋で和菓子屋を営んで170年
http://www.ohno-ya.jp/category/ramune