岩手 大船渡の海が目に浮かぶ「かもめの玉子」

三陸土産定番

本物そっくりの玉子の形をした「かもめの玉子」はさいとう製菓株式会社が製造。卵・砂糖・小麦粉等を練り合わせた生地で、しっとりほくほくの黄身あんを包み、玉子型の型に入れ焼き、玉子の殻に見えるホワイトチョコレートでコーティングしています。

長年施行錯誤を繰り返し、さらにおいしさを追及

本物の玉子型に近づくまでの挑戦と失敗。元々もち屋だった齊藤菓子店が大船渡の海を思い浮かべ、観光みやげとしてカモメの玉子の形をしたカステラ饅頭を、昭和26年に考えつきました。当初の「鴎の玉子」は、黄身あんを包んだカステラを鉄板で焼いていたため、下側はへん平でした。

一度は評判になりましたが、休業状態、チリ地震津波での被害を経て、昭和36年に「鴎の玉子」の販売を再開。より本物の玉子型を目指し試行錯誤の末、昭和42年に理想の形となったのです。

その後も品質向上とおいしさを追及し、努力と工夫を重ね、平成11年には、名称を「かもめの玉子」と柔らかいイメージに変えました。素材にもこだわり、現在では北海道十勝産の豆「大手亡」、白ザラメ、東北北部産の小麦粉 キタカミ、とれたての卵黄を使用しています。

多様なバリエーション

日保は製造日より30日。食べやすい「かもめの玉子ミニ」、お祝い事に使える「紅白かもめの玉子」、栗を丸ごと包んだ「黄金かもめの玉子」、黄身餡にりんごの果肉が入った「りんごかもめの玉子 」、チョコ餡を包み、ダークチョコでコーティングされた「かもめのショコらん」等もあります。