江戸時代の茶人に愛されたお菓子「山川」

起源は江戸時代。松江銘菓「山川」

松江市の本店を中心に、島根県で愛される和菓子屋の「風流堂」。その期限は江戸時代へと遡る、老舗中の老舗である同店の人気商品は、紅白の落雁「山川」です。

もともと「山川」は、江戸時代に楽しまれていたお菓子。江戸後期から明治時代への変遷の中で、その姿を消したと言われていましたが、風流堂二代目の手で大正時代に復元されました。

紅白のコントラストが美しい

「山川」は、1つのセットに紅白の細長い落雁が入っています。紅色はほんのりと色づく紅葉の山肌を、白色は清く流れる川の水を表現しているとのこと。ふたを開けると飛び込んでくる紅白のコントラストが、見た目にも鮮やかです。

寒梅粉、塩、砂糖という非常にシンプルな素材から作られるからこそ、創業以来の伝統の製法を代々守り、受け継がれてきた「山川」。

その食感はしっとりなめらかで、口に入れるとすっと溶けていくような感覚。口いっぱいに広がるすっきりとした甘さが、甘党にはたまりません。さすが茶処として名高い松江の銘菓だけあって、抹茶との相性は最高です。

「山川」は島根県内の店舗に加え、オンラインストアでも販売されています。ぜひ濃い抹茶とともに味わってみてはいかがでしょうか。

(画像は風流堂公式サイトより)


▼外部リンク

山川
https://www.furyudo.jp/wagashi/meika/5